2019年最後のブログ◎給与所得控除の改正
2019年を紅白歌合戦を見ながら振り返ってみました。
今年は小野事務所開設3年目になり、今年で形にならなければ終わりだというぐらいの気持ちで臨みました。
高すぎる目標を設定し(結果7割しか達成できず…)、自分を変える勉強会にお金を払って参加し、もがき苦しんで、あることに気づきました。
それは、自分一人で頑張ってもあまり成長ががないということでした。自分だけが頑張っていたという意味ではなく、自分が所長だから、税理士だから自分がなんとかしなければ・・・と気負いすぎていたような、何か「おごり」のようなものがあったような気がします。
誤解を恐れずに言えば、もっと従業員さんにも、お客様にも「頼って」もいいのではないかと思いました。自分が何とかするのではなく、もっと相手に「こうしてみたら?」ということを求めることができれば、従業員さんもお客様も成長できるのではないか、やりがいをもってできるのではないか…と考えました。
そんなことを、年の瀬に考えています。正解かどうかは分かりません。正解なんてないのかもしれません。
来年の年始の挨拶は、みんなの前でどんな目標を披露しようか考えています。またアホなこと言うてるわと笑われながら1年間頑張っていきたいと思います。
さて、今年はあまり税務情報を書かなかったので最後ぐらい書きたいと思います。
法人の経営者や、サラリーマンの方は注意して見ておかないといけない「給与所得控除」の改正です。
「給与所得控除」は給与所得者に適用される「経費」のような扱いの控除額のことです。年収がいくらかによってこの「給与所得控除」は一定の算式で算出されます。
気を付けなければならないのは年収850万円を超える方。
これまでは給与所得控除の上限は年収1000万円の方で220万円と決まっていましたが、 これからは年収850万円以上の方で195万円が上限となりました。
例えば年収1000万円の方はこれで年間所得税が約6万円変わってきます。
給与計算をされている方は、令和2年分の源泉所得税額表を必ず確認し、従業員さんから引かれる毎月の所得税が正しいかどうか確認してください。
でないと来年の年末調整で追加徴収しなければなりませんのでご注意ください。
それでは皆様、今年もあと数時間ですがよいお年をお過ごしください。
来年も佐藤会計事務所をよろしくお願いします。