確定申告相談会
今週に入り、かなり暖かくなってきました。明日からいよいよ3月。
春がだんだん近づいてきましたね。もう寒くなるのは勘弁してほしいです。
さて、本日は小野商工会議所の確定申告相談会に相談員として参加してきました。
相談会といっても、ほぼ完成された決算書・申告書に間違いがないかどうかをチェックする作業がメインになります。
本日は12名の方の相談を受け、20名ほどの申告書を見させていただきました。
最近は国税庁は電子申告を推奨しており、国税庁HPでパソコンで申告書を作成できるようになっています。
私たち税理士も会計ソフトや申告書作成ソフトを使うので、手書きで申告書を作成することはほとんどありません。
しかし本日の相談者の方は手書きの方も半分以上おられました。
手書きの場合は税金の計算の仕組み等を理解していなければ作成できません。
しかしお恥ずかしい話、パソコンがなければ申告書を作成できない税理士も存在します。
アナログな考えと言われるかもしれませんが、一般の方でも手書きで申告書を作成してみようという努力・納税意識の高さには本当に敬意を表します。
サラリーマンに比べて自営業の方が何歳になっても若々しくいられるのは、こういう理由もあるのではないかと思いました。
もちろん私は手書きで作成できます。本当です(笑)
しかし普段からパソコンの自動計算に慣れてしまうと感覚が鈍ってしまうのは確かです。
毎年何名かは手書きで申告書を作成することも、プロとしては大事なことだと再認識しました。
これは普段の日常生活でも言えることではないかと思います。
たとえば「カーナビ」などは、目的地を入力すれば、初めて行く場所でもナビが連れて行ってくれます。
ナビに頼りすぎると、人間は考えることをしなくなるので、ナビは人間の脳に悪影響を与えるらしいです。
何もかも自動化が進む中、脳を使うことを怠っては、人間の進化は止まってしまうのではないでしょうか。
そんなことを考えながら、今必死にパソコンで申告書を作成している税理士・三宅真介でした。